完全くつろぎスタイルの音楽イベントSofar Soundsをレポート

2014年3月28日12時54分 音楽

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世界43都市で行われている無料音楽イベント、Sofar Soundsが日本に初上陸し、2014年3月25日に第1回が開催された。
2009年にロンドンでスタートし、現在、NYやパリ、LA、ベルリン、北京など、世界43都市で開催されている同イベント。
コンセプトがとてもユニークで、会場はライブハウスやクラブといった空間ではなく、だれかの家のリビングルームなどのプライベートな空間が選ばれる。そして、その会場がどこなのかも、Sofar Soundsに事前登録し招待された観客にしか知らされないのだ。さらに、出演するミュージシャンやアーティストも現場に着くまで判らないので、とにかくフラットな気持ちで、くつろいで音楽を楽しむことができる。そんな新しい空間が広がっていたSofar Soundsの、記念すべき第一回をレポートしたい。

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この日会場となったのは、原宿にある複合シェア施設THE SHARE6階のラウンジとライブラリー。
受付を済ませると、靴を脱いで会場へと上がる。カーペットが敷かれた広い空間に、適当に場所をみつけて腰を下ろす。見渡してみると、どうやらシェアハウスの住人も結構遊びにきているようで、どこかのホームパーティーに混ぜてもらっているような気分になってきた。
前方には楽器と、集音マイク、ビデオカメラがスタンバイされている。このSofar Soundsは、ライブの模様を撮影し、後日ホームページにて動画の公開、サウンドクラウドへのアップロードも行っているのだ。

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IMG_6435_TRIMダイニングではチョークペインティングが進行中。終演後にはイベントロゴが完成する。

主演したアーティストは、辻岳人、keme、タカツキタツキ×SWING-Oの3組。
会場では、なんとビールが飲み放題。皆、心身ともにくつろいできた頃に1組目の辻岳人が始まった。会場には音響システムは組まれておらず、音はすべて生音。ソロギターで奏でられる繊細ながらも親しみやすい彼の音楽は、観客の意識を一点に集めながら時間の流れを、よりゆったりとしたものにしていた。

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辻岳人の演奏が終わると、ダイニングスペースでは食事が振る舞われた。ビールを片手にサンドイッチや生ハムをつまんでいると、これが本当に無料イベントでいいのだろうかという気持ちになってくる。音楽を聴いて、呑んで、食べているうちに、次第に本当のホームパーティーのような、アットホームな雰囲気が漂い始めた。

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2番手に登場したkeme。60年代ジャパニーズフォークから影響を受けたパワフルなプレイで、観客を盛り上げた。

最後はタカツキタツキとSWING-Oの特別コラボレーション。タカツキタツキのウッドベースとSWING-Oのローズピアノの心地よいグルーヴに、タカツキのラップが乗り、和製トミーゲレロとでもいうような酒脱な雰囲気が会場を覆った。

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終盤、井上陽水の『最後のニュース』、細野晴臣の『ぼくはちょっと』とカバーが続き、最後のセッションへ。タカツキタツキ×SWING-Oのジャムセッションに辻岳人が加わりソロをとると、シンガーの高橋あず美が飛び入り参加。シルキーで力強い彼女の魅力的な歌声が、イベントの最後に花を添えた。

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本当にくつろいだ空間のために必要なものが、全て揃っているSofar Sounds。
次回は夏の開催を予定しているという。今回を逃したひとも、次回はぜひ参加してみて欲しい。

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