PUTUMAYOの服で「ロリパン」に変身。タイムアウト東京の外国人スタッフが、原宿でロリィタになってみた

2015年5月21日17時59分 アート&カルチャー

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2015年2月28日に発売された本、『ロリィタの聖地巡礼手帖 in 東京』の中からロリィタの聖地をピックアップしたタイムアウト東京の企画、『原宿界隈でロリィタになってみた』が先日公開された。その企画の一環として、香港で生まれ育ち、普段はタイムアウト東京編集部で働く筆者が1日限定でロリータに変身。今回のブログではその時の様子をレポートする。

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『ロリィタの聖地巡礼手帖 in 東京』東京ロリィタ俱楽部著、実業之日本社刊、(1,700円+税)

今回ロリィタに変身した筆者は、香港で生まれ育ち、小さい頃は広東語で吹き替えられたスタジオジブリのアニメと『美少女戦士セーラームーン』とともに過ごした。ポップカルチャーでは、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、嵐などのアーティストも人気度が高く、日本料理にも馴染んでいる香港人にとって、日本文化はかなり身近な存在だ。文化的にも地理的にも香港に近い日本は、憧れの国だった。もちろんファッションも、カジュアルウェアをはじめ、手頃な値段で購入できるおしゃれな日本の洋服が昔から流行っている。『Beams』、『A Bathing Ape』などもよく知られているブランドだろう。それにしても、ロリィタファッションは知っていたが、香港の繁華街でロリィタを着る人を見かけたことは無い。気温が暑く、湿気が高いという理由で、服に快適さを求める香港人にとってロリィタファッションはやはり敬遠しがちなものだろう。『NANA』などのアニメを観たきっかけでパンクファッションは知っているつもりだが、本当にそういう服を着ている人がいるのか、あまり想像が掴めなかった。

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スタイリストの珠実によるヘアメイクの様子

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原宿で見かけてもおかしくないと思いながら、初めて原宿でロリィタを見かけたときは思わず驚いた。それまでスクリーンを通してしか見たことのないファッションが目の前に現れたことが強く印象に残った。ロリィタを着こなせる人は、目を引くのだ。ロリィタファッションは今まで遠い存在だったが、今回は日本文化を体験する気持ちでロリィタに変身。ゴシックロリィタにパンクファッションのテイストを落とし込んだデザインアイテムを展開する、『PUTUMAYO』で変身してみた。少し派手な普通のスカートだと思いつつ着てみたら、フリルが思ったよりも膨らんでいてスカートの中にはパニエまで仕込むので、自然と目立ってしまう。さらに、『Maison de Julietta』のスタイリスト、珠実にヘアメイクをしてもらい、付け睫毛を睫毛生え際の少し上につけることや、リキッドアイラインで実際に下睫毛を描いてしまうこと、唇にリップではなくファンデーションを塗ってマットにすることなど、ゴシックテイストなメイクのこだわりが現れた。一般的なピンクや水色の甘いテイストのロリィタファッション、「甘ロリ」とは違い、赤と黒のドレスにスタッズが施されているようなファッションは「ロリパン」と呼ばれているそうだ。ヘアメイクも終わり、ハロウィンの仮装気分で原宿の街に出る。原宿だからこの服装で歩いていてもおかしくない……という感じで振る舞ってみたものの、やはり観光客の視線を感じることとなった。

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バトラーズカフェでは執事がエスコートしてくれる

変身後まず向かったのは、テレビなどのメディアでも多数紹介されている渋谷宇田川の『外国人執事喫茶 バトラーズカフェ』。レースと花の飾りが溢れた店内に入ると、バトラーズが丁寧に手をひいて席まで案内してくれる。「プリンセスカード」に記入すると、頼んでいた『バトラーズスペシャルスイーツ』というケーキセットと一緒に用意された皿にチョコレートソースで名前を書いてくれた。

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プリンセスカードを記入

ケーキに載せた花の形をしている飴は手作り。こだわりのスイーツを堪能しながら、バトラーズの顔の特徴や発音で彼らの出身国を当てるゲームなどで英会話を楽しむ。さらには、ベルを鳴らすと「Yes, my princess!」とすぐ答えてくれたり、パウダールームまでも手をひいてエスコートしてくれたり、お姫さまだっこをしてくれたりして、プリンセス気分を満喫した。

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『バトラーズスペシャルスイーツ』

次に、オープン後の大行列で話題になった、水曜日のアリス東京に。絵本の世界にいるような内装でロリィタファッションとはよく似合っていた。仕掛け絵本、グリーティングカード、アリスのピアス……どれも可愛い。階段にはどんな角度からでも見られているような気分になるチェシャ猫や大きなキノコの模型など、アリスの不思議な世界に吸い込まれた。せっかくの機会ということで、最後はいつの間にか身体に慣れてきた「ロリパン」ファッションで原宿の夜を歩いた。

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水曜日のアリス東京のドア。入り口からアリスの世界が広がっている

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豪華な仕掛け絵本

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今回着用した『PUTUMAYO』のロリィタ服は初心者でも気軽に購入できることがポイント。少し着こなしにくいと思われるロリパンでも、適切なメイクをしたら意外と誰でも着こなすことができる。『バトラーズカフェ』のように少し敷居が高いと感じられる場所にも、雰囲気の合うロリィタ服を着ていると何故か溶け込めるし、別の世界を覗き込むことができた。日本ならではの文化を体感できたことも嬉しい。日常的にロリパンにはならないが、いつか特別な日にはロリィタ服で変身したら、きっとテンションが高まるだろう。

『原宿界隈でロリィタになってみた』の記事はこちら

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